| LN40は艦上爆撃機として開発され、機体後端の方向舵が左右に開いて降下時エアブレーキとして作動する点が機構的な特色であった。しかしこれが効果的ではなく、半引込み式の脚カバーを下げて抵抗とするタイプに改めたものが、LN401としてフランス海軍に採用された。ところが唯一の空母である旧式空母ベアルンでの運用はしにくく、一転して適当な単発攻撃機のない空軍で注目されて、着艦フック等の装備をはずしてLN410として導入されることになったが性能が要求水準に達しておらず再び海軍に移管され、陸上基地発進の爆撃機LN411として、緒戦の対独戦に投入された。性能の低さと防弾の不備により、空陸一体の作戦を行っていたドイツ軍によって大きな損害を出すこととなった。 最大速度380km/h、20mm×１、7.5mm×２、爆弾225kg |