迦楼羅王とは

起源はインド神話の巨大な神鳥ガルーダ。赤い翼と金色に輝く体をもち、霊水を得るために天界に攻め入り有力な雷神インドラ（帝釈天）をうちまかすが、最高神ヴィシュヌ（那羅延天）との戦いは膠着し、霊水の見返りにヴィシュヌの乗り物となる。
仏教では八部衆として教えを護る神々に連なり、また二十八部衆として千手観音の信者をも守護する。

日本では飯綱（いづな、いいづな）権現として祀られ、武田信玄や上杉謙信など戦国大名が怨敵調伏や立身出世を願って信仰した。